ジャンボタニシ対策事業

ジャンボタニシとは——見えない農業危機

ジャンボタニシの生態・稲の被害

ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定された外来種です。田植え後の稲を集中的に食害し、日本国内31府県に被害が拡大しています。

農水省の推計では、収量低減による損失約700億円と対策費用約500億円を合わせた年間損失額は約1,200億円。10aあたりの損失は種苗費・農薬費・労働費の合計で約17,100円にのぼり、特に労働費は被害のない地域と比較して約2倍の負担となっています。

被害はアジア全域に広がっており、ベトナム・カンボジア・台湾等の稲作地帯においても深刻な問題となっています。

国内年間損失額

1,200億円

収量低減700億円+対策費500億円

被害都道府県

31府県

南関東より西側に拡大

10aあたりの損失

17,100

労働費は被害なし地域の約2倍

⚠ 農家が追い込まれている「違法の現実」

高コストな化学農薬か、農薬取締法に違反する椿油粕の使用か——農家はこの二択を迫られています。椿油粕は「特殊肥料」として流通しながら殺貝目的で使用されており、農家アンケートでは38.5%が実際に使用していると回答。しかし、これは最大100万円の罰金が課される違法行為です。代替手段がない中で農家は法的リスクを負い続けており、この構造的課題こそがQUINTが解決すべき問題の本質です。

ジャンタニコイコイ

QUINTが独自研究・開発したジャンボタニシ専用の食品ベース誘引餌。椿油粕に代わる唯一の合法的防除手段です。

ジャンタニコイコイ 製品

約2,500種類の食品・175種類の栄養成分を多変量解析し、ジャンボタニシが好む誘引成分を特定。着水後に水分で成分が自然溶出し、腐敗しないため後処理も容易な設計です。

256回の水槽実験データとAI画像認識(ジャンボタニシ検知システム)を組み合わせて配合を最適化。製造技術は特許出願済みです。

  • ジャンボタニシを効率的に誘引・集約
  • 農薬・捕獲器との相乗効果で防除コストを大幅削減
  • 最大3週間持続(米ぬか比)
  • 運用マニュアル付きで簡単導入
  • 大量発注対応(JAへのご相談も可)

SCIENCE

2,500種類以上の食品・175種類の成分を解析。AI画像認識で配合を定量的に最適化した科学的誘引餌。

LEGAL

農薬でなく食品由来の非農薬資材。違法な椿油粕に頼らない唯一の合法的代替手段として農家を守る。

PATENT

誘引成分の配合・硬化製造プロセスを特許出願済み。独自技術を知財で保護。

DURABILITY

着水後に水分で自然溶出する設計。腐敗しにくく最大3週間持続。後処理の手間がかからない。

実際に誘引している様子

農薬コストを最大1/4に削減する「2段階防除」

ジャンタニコイコイは単独でも効果を発揮しますが、農薬と組み合わせる「2段階防除」によって、防除コストを飛躍的に削減できます。

STEP 01 / 朝

誘引餌の設置

水田の畔にジャンタニコイコイを設置。ジャンボタニシを一箇所に集約する。

STEP 02 / 夕方

局所散布

集約された箇所にのみ農薬を局所散布。全面散布が不要になる。

RESULT

コスト最大1/4

農薬使用量を最大で従来の1/4まで削減。環境負荷も大幅に低減。

農薬削減効果

最大
1/4

農薬使用量を削減(実証値)

防除コスト削減実例

63%削減

150,000円 → 55,000円
(熊本県2ha農家、実績)

実証県

6

宮崎・高知・熊本・福岡・佐賀・岡山

農業共済新聞(2025年8月6日)掲載

熊本県での農薬費削減効果(150,000円→55,000円)が農業共済新聞に掲載されました。ジャンタニコイコイと農薬の2段階防除による実証的な成果として、農業関係者から注目を集めています。

🏆 九州チャレンジピッチ 優勝 🥈 NEP最終審査会 優秀賞 📰 農業共済新聞 掲載 🌐 大阪万博 出展

活用事例

稲の苗箱を捕獲器にした一例

稲の苗箱を捕獲器にした一例

捕獲器との相乗効果の一例

捕獲器との相乗効果の一例

農薬との相乗効果の一例

農薬との相乗効果の一例

大阪万博出展(ナウル共和国政府観光局のご支援)

大阪万博出展(ナウル共和国政府観光局のご支援)

運用マニュアル

現場でそのまま使えるマニュアルを同梱しています。ご自由にご使用ください。

運用マニュアル 表

マニュアル 表

運用マニュアル 裏

マニュアル 裏

現場での効果

実際の圃場での導入前後の比較です。

▶ 宮崎県

2024年 食害にあった圃場(宮崎県) 2024年(食害)

2024年 食害にあった圃場(宮崎県)

2025年 対策を実施した圃場(宮崎県) 2025年(対策後)

2025年 対策を実施した圃場(宮崎県)

▶ 福岡県

2024年 食害にあった圃場(福岡県) 2024年(食害)

2024年 食害にあった圃場(福岡県)

2025年 対策を実施した圃場(福岡県) 2025年(対策後)

2025年 対策を実施した圃場(福岡県)

よくあるご質問

農家の皆さまから多く寄せられるご質問にお答えします。ジャンタニコイコイは、ジャンボタニシを捕獲するための誘引餌です。
▼ 質問をクリック(タップ)すると回答が開きます

法規制・認証について

有機JASの圃場で使えますか?

使用できます。九州農政局に照会し、以下の回答を得ています。

使用禁止資材に当たらないものであれば、有機農産物JAS箇条5.11に従い、ほ場の一般管理として使用することが可能です。(九州農政局回答より)

なお有機JAS上の位置づけは、有害動植物の「防除」(耕種的・物理的・生物的防除)としてではなく、圃場の一般管理としての使用という整理になります(有機JASのQ&A 問14-4と同じ考え方)。

農薬取締法上の位置づけは?農薬ではないのですか?

農薬ではありません。九州農政局より、「ジャンボタニシを捕獲する餌として使用されるものであれば、農薬に該当するとはいえません」との回答を得ています。

ジャンタニコイコイは殺貝成分を含まない食品ベースの誘引餌であり、ジャンボタニシを誘引・捕獲するための資材としてご使用ください。

特別栽培米・減農薬栽培の「使用農薬カウント」に入りますか?

入りません。農薬に該当しないため、節減対象農薬の使用回数にはカウントされません。

GLOBALG.A.P/ASIAGAP認証の圃場で使用できますか?

認証基準への適合可否は認証機関・審査員によって判断が異なる場合があるため、ご利用の認証機関にご確認ください。農薬に該当しないこと・食品由来原料であることのご説明資料が必要な場合はお問い合わせください。

残留農薬検査に影響しますか?収穫したお米への残留は?

影響ありません。農薬成分を含まない食品由来の資材のため、残留リスクはありません。

安全性について

魚・エビ・カニなど水生生物への影響はありますか?

ありません。殺貝成分を含まない食品由来の誘引餌のため、用水路に流れた場合でも水生生物に影響はありません。

田んぼの益虫やミジンコ・カブトエビなどへの影響は?

ありません。水田の生き物に影響を与えない設計です。

犬や子どもが誤って口にした場合、危険はありますか?

食品由来の原料のみを使用しており、中毒などの危険性はありません。ただし食品ではありませんので、誤食しないよう保管にはご注意ください。

合鴨農法と併用できますか?

推奨しません。合鴨が誘引餌を食べてしまう可能性があります。

主原料は何ですか?

約2,500種類の食品・175種類の栄養成分の解析から特定した食品由来原料のみを使用しています。詳細な配合は特許出願中の企業秘密のため非公開です。

効果・条件について

誘引の有効範囲はどのくらいですか?

想定で2〜5m、水口設置の場合は約10mです。実際にはより広範囲で稲の食害を防いだ事例が確認されており、ジャンボタニシの行動原理の解析を進めています。

水温が低い時期でも誘引効果はありますか?

水温25〜35℃での使用を推奨しています。これより低い・高い水温ではジャンボタニシの活動が鈍り、誘引効果が落ちます。

雨や深水で流されませんか?

比重が重いため流されることは考えにくいです。より確実に固定するため、園芸用の支柱とミカンネットで結び付けて設置している農家さんの事例もあります。

効果はどのくらい持続しますか?

ミカンネットに入れて設置するとジャンボタニシの摂餌が緩やかになり、最大3週間誘引が持続した事例があります。そのまま設置した場合は1週間前後が目安です。

効果が出ないケースはありますか?

ジャンボタニシの姿が見えていない圃場や、水温が低すぎる・高すぎる時期は効果が出にくくなります。

ピンク色の卵(卵塊)にも効果はありますか?

卵には効果はありません。卵塊への対策は物理的な除去等を併用してください。

使い方について

どこに・どのくらい設置すればいいですか?

基本は田んぼの四隅と水口への設置です。特に水口と、経験則から毎年食害を受ける場所への設置は必須です。

設置のタイミングは?

田植え直後の設置が効果的です。

1シーズンに何回設置しますか?

食害期間(最大4週間)を想定すると、2回程度の設置が目安です。

集まったジャンボタニシはどう処理すればいいですか?

拾って廃棄するか、集まった場所に対して農薬を局所散布する方法があります。農薬を使用する場合は、製品ラベルの用法・用量に従ってください。

捕獲器は何を使えばいいですか?

市販の捕獲器のほか、稲の苗箱などを使った自作でも問題ありません。より使いやすい自社製捕獲器も開発中です(年内完成予定)。

レンコン・イグサなど水稲以外でも使えますか?

使用可能です。レンコン・イグサ・セリなど、ジャンボタニシの食害に悩む水稲以外の作物でもご利用いただけます。

購入・価格について

価格はいくらですか?

1袋4,000円(予定)です。10aあたりのコストは2回設置想定で3,000〜6,000円が目安です。卸売についてはご相談ください。

どこで買えますか?

サンライズホームセンター矢部店(熊本県山都町)の店頭のほか、通販(BASE)でご購入いただけます。来年にはAmazonへの出店も予定しています。大量発注はお近くのJAにもご相談いただけます。

保存方法と使用期限は?

涼しい冷暗所で保存してください。使用期限はありません。

お試し・サンプルはありますか?

お問い合わせフォームよりご相談ください。

他の資材との違い

椿油粕と比べて何が優れていますか?

殺すのではなく「誘引・集約」して捕獲するという新しいアプローチである点です。降雨時の湛水水田にも使用でき、誘引効果が長期間持続します。また椿油粕を殺貝目的で使用することは農薬取締法違反となりますが、ジャンタニコイコイは捕獲用の誘引餌として合法的にご使用いただけます。

米ぬかを自分で撒くのと何が違いますか?

米ぬかは腐敗による腐臭の発生、水中での拡散による誘引持続性の低下、管理・製作の手間といった課題があります。ジャンタニコイコイは腐敗しにくく、成分が自然溶出する設計のため、長期間の誘引と容易な後処理を両立しています。

その他のご質問はお問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。

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