Problem
ジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)は「世界の侵略的外来種ワースト100」に選定された外来種です。田植え後の稲を集中的に食害し、日本国内31府県に被害が拡大しています。
農水省の推計では、収量低減による損失約700億円と対策費用約500億円を合わせた年間損失額は約1,200億円。10aあたりの損失は種苗費・農薬費・労働費の合計で約17,100円にのぼり、特に労働費は被害のない地域と比較して約2倍の負担となっています。
被害はアジア全域に広がっており、ベトナム・カンボジア・台湾等の稲作地帯においても深刻な問題となっています。
国内年間損失額
1,200億円
収量低減700億円+対策費500億円
被害都道府県
31府県
南関東より西側に拡大
10aあたりの損失
17,100円
労働費は被害なし地域の約2倍
Product
QUINTが独自研究・開発したジャンボタニシ専用の食品ベース誘引餌。椿油粕に代わる唯一の合法的防除手段です。
約2,500種類の食品・175種類の栄養成分を多変量解析し、ジャンボタニシが好む誘引成分を特定。着水後に水分で成分が自然溶出し、腐敗しないため後処理も容易な設計です。
256回の水槽実験データとAI画像認識(ジャンボタニシ検知システム)を組み合わせて配合を最適化。製造技術は特許出願済みです。
SCIENCE
2,500種類以上の食品・175種類の成分を解析。AI画像認識で配合を定量的に最適化した科学的誘引餌。
LEGAL
農薬でなく食品由来の非農薬資材。違法な椿油粕に頼らない唯一の合法的代替手段として農家を守る。
PATENT
誘引成分の配合・硬化製造プロセスを特許出願済み。独自技術を知財で保護。
DURABILITY
着水後に水分で自然溶出する設計。腐敗しにくく最大3週間持続。後処理の手間がかからない。
Video
Effect
ジャンタニコイコイは単独でも効果を発揮しますが、農薬と組み合わせる「2段階防除」によって、防除コストを飛躍的に削減できます。
STEP 01 / 朝
水田の畔にジャンタニコイコイを設置。ジャンボタニシを一箇所に集約する。
STEP 02 / 夕方
集約された箇所にのみ農薬を局所散布。全面散布が不要になる。
RESULT
農薬使用量を最大で従来の1/4まで削減。環境負荷も大幅に低減。
農薬削減効果
最大
1/4
農薬使用量を削減(実証値)
防除コスト削減実例
63%削減
150,000円 → 55,000円
(熊本県2ha農家、実績)
実証県
6県
宮崎・高知・熊本・福岡・佐賀・岡山
Awards
Usage
稲の苗箱を捕獲器にした一例
捕獲器との相乗効果の一例
農薬との相乗効果の一例
大阪万博出展(ナウル共和国政府観光局のご支援)
Manual
現場でそのまま使えるマニュアルを同梱しています。ご自由にご使用ください。
マニュアル 表
マニュアル 裏
Field Work
実際の圃場での導入前後の比較です。
▶ 宮崎県
2024年(食害)
2024年 食害にあった圃場(宮崎県)
2025年(対策後)
2025年 対策を実施した圃場(宮崎県)
▶ 福岡県
2024年(食害)
2024年 食害にあった圃場(福岡県)
2025年(対策後)
2025年 対策を実施した圃場(福岡県)
FAQ
農家の皆さまから多く寄せられるご質問にお答えします。ジャンタニコイコイは、ジャンボタニシを捕獲するための誘引餌です。
▼ 質問をクリック(タップ)すると回答が開きます
法規制・認証について
使用できます。九州農政局に照会し、以下の回答を得ています。
使用禁止資材に当たらないものであれば、有機農産物JAS箇条5.11に従い、ほ場の一般管理として使用することが可能です。(九州農政局回答より)なお有機JAS上の位置づけは、有害動植物の「防除」(耕種的・物理的・生物的防除)としてではなく、圃場の一般管理としての使用という整理になります(有機JASのQ&A 問14-4と同じ考え方)。
農薬ではありません。九州農政局より、「ジャンボタニシを捕獲する餌として使用されるものであれば、農薬に該当するとはいえません」との回答を得ています。
ジャンタニコイコイは殺貝成分を含まない食品ベースの誘引餌であり、ジャンボタニシを誘引・捕獲するための資材としてご使用ください。
入りません。農薬に該当しないため、節減対象農薬の使用回数にはカウントされません。
認証基準への適合可否は認証機関・審査員によって判断が異なる場合があるため、ご利用の認証機関にご確認ください。農薬に該当しないこと・食品由来原料であることのご説明資料が必要な場合はお問い合わせください。
影響ありません。農薬成分を含まない食品由来の資材のため、残留リスクはありません。
安全性について
ありません。殺貝成分を含まない食品由来の誘引餌のため、用水路に流れた場合でも水生生物に影響はありません。
ありません。水田の生き物に影響を与えない設計です。
食品由来の原料のみを使用しており、中毒などの危険性はありません。ただし食品ではありませんので、誤食しないよう保管にはご注意ください。
推奨しません。合鴨が誘引餌を食べてしまう可能性があります。
約2,500種類の食品・175種類の栄養成分の解析から特定した食品由来原料のみを使用しています。詳細な配合は特許出願中の企業秘密のため非公開です。
効果・条件について
想定で2〜5m、水口設置の場合は約10mです。実際にはより広範囲で稲の食害を防いだ事例が確認されており、ジャンボタニシの行動原理の解析を進めています。
水温25〜35℃での使用を推奨しています。これより低い・高い水温ではジャンボタニシの活動が鈍り、誘引効果が落ちます。
比重が重いため流されることは考えにくいです。より確実に固定するため、園芸用の支柱とミカンネットで結び付けて設置している農家さんの事例もあります。
ミカンネットに入れて設置するとジャンボタニシの摂餌が緩やかになり、最大3週間誘引が持続した事例があります。そのまま設置した場合は1週間前後が目安です。
ジャンボタニシの姿が見えていない圃場や、水温が低すぎる・高すぎる時期は効果が出にくくなります。
卵には効果はありません。卵塊への対策は物理的な除去等を併用してください。
使い方について
基本は田んぼの四隅と水口への設置です。特に水口と、経験則から毎年食害を受ける場所への設置は必須です。
田植え直後の設置が効果的です。
食害期間(最大4週間)を想定すると、2回程度の設置が目安です。
拾って廃棄するか、集まった場所に対して農薬を局所散布する方法があります。農薬を使用する場合は、製品ラベルの用法・用量に従ってください。
市販の捕獲器のほか、稲の苗箱などを使った自作でも問題ありません。より使いやすい自社製捕獲器も開発中です(年内完成予定)。
使用可能です。レンコン・イグサ・セリなど、ジャンボタニシの食害に悩む水稲以外の作物でもご利用いただけます。
購入・価格について
1袋4,000円(予定)です。10aあたりのコストは2回設置想定で3,000〜6,000円が目安です。卸売についてはご相談ください。
サンライズホームセンター矢部店(熊本県山都町)の店頭のほか、通販(BASE)でご購入いただけます。来年にはAmazonへの出店も予定しています。大量発注はお近くのJAにもご相談いただけます。
涼しい冷暗所で保存してください。使用期限はありません。
お問い合わせフォームよりご相談ください。
他の資材との違い
殺すのではなく「誘引・集約」して捕獲するという新しいアプローチである点です。降雨時の湛水水田にも使用でき、誘引効果が長期間持続します。また椿油粕を殺貝目的で使用することは農薬取締法違反となりますが、ジャンタニコイコイは捕獲用の誘引餌として合法的にご使用いただけます。
米ぬかは腐敗による腐臭の発生、水中での拡散による誘引持続性の低下、管理・製作の手間といった課題があります。ジャンタニコイコイは腐敗しにくく、成分が自然溶出する設計のため、長期間の誘引と容易な後処理を両立しています。
その他のご質問はお問い合わせフォームよりお気軽にどうぞ。